フィルムをデジタル化する際に選択する
色空間とは?

色空間

フィルムは、一般印刷色空間Adobe RGB領域を上回る再現性を持っています。またテレビやパソコンのモニターの色再現を遥かに上回るカラー情報を持っています。その大量のカラー情報を持つフィルムをデジタル化する際に色空間の選択肢として一般的に「sRGB」と「Adobe RGB」があります。

「sRGB」は国際電気標準会議(IEC)が1980年に制定した国際標準規格でプリンターやパソコン用ディスプレイ、デジタルカメラ等の様々なデバイスがこの規格をサポートしています。図のように「Adobe RGB」と比べると実現できる色の範囲が若干狭く、エメラルドグリーン、シアンの一部、オレンジ、明るい赤や黄色の色域が狭くなっています。一般的な用途では問題ありませんが、この色空間でデジタル化されたデータは写真やグラフィックデザインなどの用途には向いていません。

「Adobe RGB」はアドビシステムズが制定した色空間で、特に国際規格として標準化されてはいませんが、DTPなどの印刷分野で一般的に使われていて、「sRGB」より緑や青色の色空間が広くより多くの色を表現できます。

フィルムをデジタル化する際には、お客様の使用用途に合わせて色空間をご指定ください。一度狭い色空間を選択したデジタル化データは再度幅広い色空間には戻りませんので、ご注意ください。

印刷物が再現できる色空間は狭い!
広い-狭い

①人間の目で見える色の範囲
②AdobeRGB(広色域モニター)
③sRGB(一般的なモニター)
④印刷物(CMYK)

堀内カラーでは、お客様の貴重なフィルムを用途に合わせた最適なデジタル化の方法をご提案させていただきます。お困りの際は、どんなことでも構いませんので、まず一度ご相談ください。

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