ビジュアルに価値ある提案を

イズマイル・バリー

Ismaïl Bahriイズマイル・バリー

パリとチュニジア・チュニスを拠点に活動。映画や写真と関連した身ぶりや手段から無意識的に影響を受け、基本的なマテリアルを巧みに操ったり変形を加えたりすることから、彼の作品は様々な形態を持ち、あらゆる物質の有機的で儚い自然的な側面を経験することを可視化している。

会場:二条城 二の丸御殿 御清所

  • イズマイル・バリーの作品
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title:【 クスノキ 】

御清所の外の風景や中に差し込む光を活かすなど、場所の持つあらゆるエレメントを全方位的に捉えた空間にて、繊細な視覚実験のような映像を体感できる。バリーの作品は、「Photography(光で像を描く)」という言葉を体現するかのように、内と外、光と闇など、私たちの世界に存在するさまざまなものを彼独自の手法で浮かび上がらせる。タイトルは御清所の窓から見えるクスノキにインスピレーションを受け名付けられた。

会場内は暗く一体何が展示されているか分からないが、目が慣れてくると次第に作品の存在に気付く。外部からわずかに差し込む光と、映像の光を効果的に使った作品は、何度も握りつぶしてぼろぼろになった和紙に光をあてたものや、腕にのせた水滴が脈の動きに応じて揺らぐ様子を捉えたものなど、「VIBE」というテーマをもっとも視覚化したものであり、とても興味深いものでした。

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