堀内カラー

実はビジュアルに対して
すごく敏感な世の中に
なっている

堀内カラー社員


アーカイブサポートセンター
2020年 入社


01.どんな学生時代を過ごしてきましたか?

大学に入るまで写真の経験があったわけではなかったので、学生時代はまわりに追いつこうと必死で写真に打ち込んでいました。とにかく撮らないことには上手くならないと思い、いろんなところに出かけたり、友達同士で撮影したり、遊園地のフォトスポットで記念写真を撮るアルバイトもしていました。お客様にお声かけして写真を撮らせてもらうのですが、写真を撮る以前にまずお客様に足を止めていただくのが難しくて…。このとき学んだのは撮る側に元気がないとダメということ。お客様に元気よくお声かけして、その人のファッションなどから会話を広げて距離を近づけてから撮影のことを切り出したり、撮るためには営業も大切だということを実感しました。

仕事内容

02.現在どのような仕事をしていますか?

アーカイブサポートセンターという部署で、営業と撮影2つの業務に関わっていて、今は修行もかねて撮影をメインで担当しています。お客様には、大学や図書館、博物館や美術館、企業様などがいらして、それぞれ所蔵されている貴重な資料や古くなったフィルムをデジタル化して使いやすくすることで、皆様に資料の利活用をご提案しています。大学ですと研究資料となる和装本や軸物を撮影することが多く、企業様の場合は歴代の社内報などをデジタル化されることが多いですね。特にフィルムは経年劣化が進んで朽ちてしまうと情報として無かったものになってしまうので、証拠として残すといった役割もあります。商品撮影の場合、商品をよく見せるためにライティングしたりしますが、アーカイブの撮影では、資料の現状をそのまま記録することが重要になってきます。

03.あなたにとってビジュアルとは?

最初に情報を得る手段としてビジュアルの役割は大きいと思っています。人の興味や心をつかむきっかけも、まずはビジュアルから入ることが多いと思うので、人と人とのコミュニケーションにおいてもビジュアルはとても重要なツールだと思います。私は大学に入るまで、「写真」を目から受け取る情報手段として生活していましたが、写真は作家の思いを表現したり、日々の出来事を記録したり、人に気持ちを伝えることもできるとても面白いツールだと思っています。今ではスマホで手軽に撮影でき、写真がどんどん身近なものになってきていて、実はビジュアルに対してすごく敏感な世の中になっていると思うんです。

04.堀内カラーに入社を決めた理由は?

大学を受験するにあたって、自分が本当にやりたいことって何だろう?と考えて、自分は絵を描いたり鑑賞したり、博物館で標本を観たり、文化的なことに興味があることを再認識しました。そこで写真の道に進もうと決めて、大学の写真学科に通ったことが今につながっているといった感じです。写真に関する仕事がしたかったので、堀内カラーに興味を持ち、HPの情報を見ていくなかでアーカイブの存在を知って、ここなら自分のやりたい仕事ができると感じました。

05.堀内カラーはどんな会社ですか?

入社前は新卒者が少ないと聞いていたので、年齢層が高く堅い雰囲気の会社なのかなと思っていましたが、配属されたアーカイブサポートセンターは20代の方も多く堅苦しさを感じることなく働けています。私は大学が写真学科だったので、入社前から堀内カラーのことは知っていましたが、アーカイブ事業についてはHPを見て「こんな仕事もやっているんだ」という感じで知りました。事業紹介のなかに古墳をデジタル化した事例が紹介されていて、それが子どもの頃に行ったことがある古墳だったので勝手に親近感を抱いたのを覚えています。こうした文化財を撮影するイメージが強かったのですが、実際の撮影ではもっと身近な和装本や社内報などを撮る機会が多く、思っていた以上に撮影対象の幅の広さを感じています。

06.1日の流れ

1日の流れ

07.あなたの未来図を教えてください

今は撮影をメインに行っていますが私の立場は営業も兼ねているので、今後は営業と撮影を両立させていきたいと考えています。そのためにも、撮影のスキルを上げていくことはもちろん、営業についてもお客様とコミュニケーションをしっかりとって、信頼される存在になりたいですね。私自身、貴重な文化資料に触れて仕事していきたいという気持ちが強かったのですが、すでに多くの貴重な体験をさせていただいています。これまでガラスの向こう側に見ていたものに、直接触れて仕事ができるのは楽しいですし、ちょっと知っているワードが書かれた和装本などが出てきたりすると、テンションが上がります(笑)。なかには劣化の状態が悪く、より気を使わなくてはならない資料もありますが、それだけお客様が信頼して預けてくださっていると思うと気持ちも引き締まります。学芸員の資格を活かしていけるように、今後も頑張っていきたいと思います。

自分の色

08.自分を色に例えると何色?

緑色です。好きな色でもありますし、安らぐと言うか落ち着く色ですし、私自身が落ち着いた印象を持っていただくこともあるので緑色かなと思います。学生時代に撮った写真を見ても自然の中で撮影した緑のものが多いですし、セーターなども緑系を着ることが多いですね。落ち着いて見られているせいか昔から友達に相談されることが多く、悩んでいる人に心を寄せることは得意なほうだと思います。反対に自分を強くアピールすることは苦手に感じていて、そう感じていたからこそ写真を通して表現の勉強をしてみたいと思いました。

09.オフの日の過ごし方

基本的には家でゆっくり過ごしています。つい最近リングフィットアドベンチャーを入手し、現在のマイブームは筋トレです。ゲーム形式だときついトレーニングも楽しくこなせて、なんと一か月以上続いています!友人と食事や観劇、遊園地に行くこともあります。(今はコロナであまり行けていませんが……)

オフの日の過ごし方
メッセージ

10.就活活動中の方へメッセージ

いっせいに就職活動が始まると、周囲で「面接がどこまで進んでいる」とか「内定が決まった」といった声が聞こえてきて、そんなとき自分に結果が出ていないと、そうした声に焦りを感じることもあると思います。でも、そこで焦って自分のやりたいことを見失ったり、自分を見つめ直す時間をとれなくなるのはもったいないことなので、そんなときこそ時間をつくって、自分が本当にやりたいことについてしっかりと考え、苦しかったら周りの人たちに相談するといいと思います。